不動産投資を始める際に、気になるのが何%の確率で成功できるのかでしょう。

不動産投資の成功率は投資方法やタイミングによって様々ですが、事前に失敗するリスクをある程度理解しておく必要があります。

ここからは、不動産投資の成功率から、成功のために抑えておきたいポイントまでわかりやすく解説していきます。

不動産投資の成功率は目的によって大きく変わる

不動産投資の成功率は、どこをゴールにするかによって大きく変わります。

いくら出資するのか、どんな物件に投資をして、どんな手法を使うのかなどによっても異なってくるため、事前に不動産会社へしっかり相談してみることをおすすめします。

ここからは、目標別におおよその成功率を紹介していきます。

【成功率0~10%】脱サラ・家計を100%補う

不動産投資のみで仕事をせずに家計を確立することを目指す場合、成功率は1割以下になります。

不動産投資を事業として成功させるのは至難の業で、知識や潤沢な資金力などが必要になってきます。

そこから、億万長者の資産家を目指そうとすると、更に達成の確率は下がってきます。

【成功率30%以下】キャッシュフローを作り続ける

今後、数十年間にわたってプラスのキャッシュフローを作り続ける場合の成功率は、20~30%ほどとなります。

ただし、キャッシュフローが常にプラスであるからといって、仕入れに大きなコストがかかっていれば、必ずしも得をするという訳ではありません。

また、物件は築年数の経過によってキャッシュフローの獲得が難しくなるので、反永続的にプラスを維持するのは簡単なことではありません。

【成功率40~60%】副業収入を賄う

本業で得られる収入とは別に、少額でも良いので収入の足しを作りたいというケースも多いです。

目標の収入をいくらに設定するかにもよりますが、無理のない範囲にとどめるのであれば、リスクがそこまで増える心配もありません。

【成功率50~80%】節税対策や保険(団信)目的の運営

不動産投資では、減価償却で作った会計上の赤字を、損益通算によって圧縮することが出来ます。

不動産投資による節税効果は高収入の方ほど高く、課税所得が年間900万円超の方から所得税率・住民税率と譲渡税率の差が大きくなるため、節税の成功が見えてきます。

また、投資物件の購入に利用する住宅ローンの団信保証にはガン診断時にローン残債を支払うなどの内容が含まれるため、生命保険代わりに利用することも可能です。

住宅ローンを完済した後は家賃収入がそのまま手元に入るので、老後の転ばぬ杖としても期待できます。

不動産投資の成功率は低い?他の投資と比較

不動産投資の成功率は上記の通りですが、他の投資と比較した時の割合はどのようなものなのでしょうか?

一般的に、投資はリスクが高いものほど、リターンが高くなります。不動産投資は運用方法によっては高リスクになることもありますが、基本的には中くらいのリスク・リターンとなります。

  • 低リスク:定期預金、債券など
  • 中リスク:不動産投資、投資信託など
  • 高リスク:株式投資、FX、仮想通貨

不動産投資と他の投資の成功率を比較していきます。

【70%以上】投資信託の長期運用

投資信託は不動産投資と同様、中リスクの資産運用に区分されます。

投資信託は長期で運用するほど成功率が高まり、5年以上の保有で約70%~80%、20年以上の保有で約90%以上収益を得られると言われています。

保有期間20年の場合の利回りは年間4%前後となるのが一般的なため、コツコツ運用したい方に向いています。

【20%以下】株式投資・FX・仮想通貨

ハイリスク・ハイリターンの投資として代表的なのが、株式投資やFX取引です。

どちらも市場の変動が細かく激しいため、半永久的に利益を得続けるのは至難の業です。

特にFXは金利変動や政治的要素など、価格変動の外的要因が非常に大きく、FX一本でプラスを出し続けるのはかなり難しいと考えたほうが良いでしょう。

不動産投資の成功率を左右するポイント

不動産投資の成功率を左右するポイント

不動産投資の成功率は、どのような方法で投資をおこなうかによっても大きく異なります。

不動産投資会社が成功率の高い方法を提示したとしても、オーナー自身の努力がなければ、実際の結果に結びつかないケースも多々あります。

ここからは、不動産投資の成功率を上げるため、オーナーが抑えておきたいポイントを解説していきます。

①相場・手法などの知識を蓄える

不動産投資を成功させるには、トレンドや市況を抑えて成功するフローを模索しつつ、出来るだけ損をしないように動き続ける必要があります。

まずは、地域ごとに物件の相場はどう分布していて、どういう仕組みで投資がおこなわれるのかを理解しなければ、不動産投資を上手におこなうのは難しいでしょう。

その他にも、税金や法律の知識をしっかり蓄えておかなければ、将来的に思わぬトラブルに巻き込まれてしまいます。

②目標に基づいた選定・設定

不動産投資で達成したい目標を設定したら、そこに対してぶれずに会社選び・物件選びなどをおこなっていく必要があります。

特に収益性の高い、人気エリアの物件の購入は非常に難しいため、それ以下の条件の物件で妥協してしまうケースも多いです。

しかし、高い目標を目指すのであれば、物件探しに妥協しないのが大前提になります。

いくら時間がかかっても理想の状況を目指す、そのために自ら行動することが求められます。

③中長期的な目線を持つ

不動産投資を成功させる上で重要なのが、中長期的な視点です。

不動産投資で失敗する方の中には、目先の利益を追求しすぎたケースも多いです。

物件の内容やエリアの特性を考えて、将来的な下落/上昇の可能性も考えないと、いずれ思わぬ失敗に繋がる恐れがあります。

④市場を意識した物件運営

堅実な不動産投資を実現するためには、現在の市場がどうなっているか、市場の中で人気を集めるにはどうすれば良いかという視点も必要になります。

築年数の経過により劣化してきたらリフォームをしたり、他の物件にはない設備を充実させて付加価値を付けたりすることで、資産価値が落ちにくくなります。

入居を検討する人は同一エリア内の物件を比較して見定めるため、他の物件との競争の意識も重要になってきます。

成功率を上げるには目的の明確化が重要

不動産投資の成功がどんな状態を指すかは、人によって大きく異なります。

そのため、「不動産投資の成功率は平均〇%」と、一概にデータ算出するのは難しい部分もあります。

しかし、一般的にハードルの低い目的を掲げたとしても、それをクリアするのは簡単なことではありません。

例えば、「少額で良いので本業をおこないながらキャッシュフローを得続けたい」という目的がある場合、本業に差し支えない時間設定やリスクの少ない目標設定が重要になります。

まずは不動産投資の目的を明確化して、目標を設定したらぶれずに向かっていくことが大切です。