クラウドファンディングの種類と違いについて解説
クラウドファンディングって言葉よく耳にするようになってきました。そもそもクラウドファンディングってどういう意味かご存知ですか!?
クラウドファンディング(crowd funding)とは
群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語になります。不特定多数の人たちに対して新商品や事業を宣伝して資金協力を求めることになります。クラウドコンピューティング(cloud computing)のcloud(雲)と混同しがちですが群衆(croud)から資金を調達する仕組みとなります。
クラウドファンディングの歴史について
クラウドファンディングという言葉自体は造語という事もあり比較的新しいですが、仕組み(人々から資金を募り目的を実現する事)は古くから存在していました。昨今のインターネットの普及や法整備に伴い2000年代にアメリカで様々なクラウドファンディングサイトが開設され市場が拡大してきました。手法は古くからありましたがインターネットを活用して資金調達が行われだしたのは最近となります。
クラウドファンディンの種類について
クラウドファンディングは様々な人から資金調達を行う事が特徴ですが、投資家(出資者・支援者)の目的や投資の有無によって下記のような種類があります。
■非投資型・・・リターン(配当)はありません
- 購入型・・・新しい商品やサービスに対して出資者が出資をして商品やサービスを購入する型式で、企業が新商品・新サービスを提供するマーケティングとして利用されている事もあります。
- 寄付型・・・現実社会でも行われている寄付と同じ型式で支援者には商品やサービスのリターンは基本的に発生しません。被災地支援や社会貢献性の高いプロジェクトが多いのが特徴となります。
■投資型・・・リターン(配当)があります。
- 金融型・・・融資型(ソーシャルレンディング)や事業型という型式があり投資家から集めた資金を事業者が資金を貸し付けることで投資家はリターンを得ることができます。金融商品の一つとなるため、事業者は「貸金業法」や「金融商品取引法」などによる法規制を受けます。
- 不動産投資型・・・投資家から集めた資金を投資対象不動産の購入等にのみ利用が認められる型式となります。投資家は投資対象不動産から生ずる賃料や売却益からリターンを得ることができます。また、本型式を利用する事業者は、不動産特定共同事業法に伴い監督官庁から許可取得もしくは登録している事業者のみとなります。監督官庁は国土交通省、各都道府県知事となります。
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