不動産管理をするなら資格を取得しておくべき?取得の必要性と役に立つ資格について解説

Published On: 2024年04月02日Categories: 未分類
不動産管理をするなら資格を取得しておくべき?取得の必要性と役に立つ資格について解説

これから不動産投資を始められる方の中には、「投資を始める時までに管理に関係する資格を取得しておくべきか」という疑問を持つ方がいます。

結論を述べると、自身の手で物件を管理する上で必要な資格はありません。

つまり、無資格の状態で不動産投資を始めても問題ありません。

しかし、資格を持つことでプラスになることもあります。

今回は、無資格でも不動産管理ができる理由や取得しておいた方がいいおすすめの資格について紹介します。

不動産管理を始める上で資格の取得は不要

実際の管理作業に与えるメリットは少ない

不動産投資において自己所有の不動産を管理する際、特別な資格は必要ありません。

不動産管理とは、物件の清掃、エレベーターの保守点検、消防設備の維持点検、修繕工事の計画や管理、リフォームやリノベーション、原状回復工事などを含む業務ですが、これらの多くは専門業者に依頼することが一般的です。

たとえば、エレベーターの保守点検には「昇降機検査資格者」の資格が、消防設備の点検には「消防設備士」の資格が必要ですが、これらは業者が持つもので、不動産所有者が直接取得する必要はありません。

契約や手続きのルールは理解できた方が良い

自己所有の物件の場合、入居者の募集や契約業務に関しても特別な資格は必要ありません。

ただし、第三者の不動産購入を手助けする、または代わりに管理する場合、宅地建物取引士の資格が必要となります。

特に重要事項説明書への記名・押印や契約内容記載書への記名・押印など、不動産取引の代理・仲介を業として行う場合はこの資格が欠かせません。

資格を取得しておいて損はない

知識としての不動産投資と、実際に投資で利益を得ることは同じではありません。

例えば、お金の知識に詳しいファイナンシャルプランナーのような人が、必ずしも最も収入を得ている訳では無いということからも、同様のことが言えるかと思います。

ただし、資格を取得しておいて損をすることはないのも事実です。

資格そのものの使いどころは多くないかもしれませんが、資格勉強で吸収した知識は決して無駄にはなりません。

以下に、特に将来的に不動産管理で役立つであろう資格と、その内容を共有します。

役立つ資格①賃貸不動産経営管理士

賃貸不動産経営管理士は、不動産管理に関連する重要な資格であり、その取得には多くのメリットがあります。

以下に、この資格を取得する意味とメリットを詳しく説明します。

業務管理者としての資格要件を満たす

200戸以上の管理物件を持つ不動産会社では、賃貸不動産経営管理士が業務管理者の要件に該当します。

これにより、宅建士の指定講習を受ける必要なく、業務管理者になることが可能です。

実務に役立つ知識を得られる

賃貸不動産経営管理士の試験内容は、実際の管理業務に直結する知識が多く含まれています。

退去時の原状回復費用や入居者トラブルへの対応など、具体的なスキルが身に付きます。

不動産投資に直結する知識を得られる

自身で不動産投資をする際にも、この資格が提供する知識は非常に役立ちます。

空室対策、広告方法、契約業務など、不動産投資の成功に直結する知識を得られます。

転職やキャリアアップに有利

不動産業界への転職やキャリアアップを目指す際、賃貸不動産経営管理士の資格は大きなアドバンテージとなります。

面接時のアピールポイントや、業務の信頼性向上に寄与します。

役立つ資格②宅地建物取引士

独占業務が可能

宅建士には、重要事項説明や契約書面への記名・押印など、他の職業では行えない独占業務があります。

これは、宅建士としての専門性と価値を高める重要な要素です。

収入アップの可能性

宅建士は不動産取引に欠かせない役割を担っているため、多くの企業では資格手当や昇進の際の評価基準になります。

これにより、収入アップやキャリアアップの可能性が高まります。

転職やキャリアアップに有利

不動産業界では宅建士の存在が必須であり、資格保有者は就職や転職時に有利です。

また、宅建士の知識は金融業界や建設業界でも重宝されるため、キャリアの幅が広がります。

女性の再就職に有用

特に女性の場合、宅建士資格は再就職を考える際に大きなアドバンテージとなります。

不動産業界以外でもその知識を活用できるため、多様なキャリア選択が可能になります。

独立・起業に役立つ

宅建士の資格は、不動産業での独立や起業を考えている人にとっても大きな武器となります。

宅地建物取引業の開業にはこの資格が必須であり、専門性を持ってビジネスを展開することが可能です。

マイホーム取得時に便利

自分自身の不動産取引、例えばマイホームの購入や賃貸時にも、宅建士の知識が役立ちます。

適正な価格判断や契約条件の確認など、有益な情報を自ら判断することができます。

生涯有効なライセンス

宅建士の資格は一度取得すれば生涯有効であり、定期的な更新の必要がない点も魅力の一つです。

専門性を持続的に活用することが可能です。

役立つ資格③マンション管理士

マンション管理士の資格を取得することは、多くの面で大きなメリットがあります。以下に、その主な利点を説明します。

不動産管理会社への就職・転職に有利

マンション管理士は、マンション管理に関する幅広い知識を持っています。

そのため、不動産管理会社では専門的な知識を持つマンション管理士を高く評価し、採用に積極的です。

資格を持つことで、就職や転職市場において有利な立場に立てます。

やりがいのある仕事

マンション管理士は、管理規約の策定、住民間のトラブル解決など多様な課題に取り組みます。

これにより、コミュニケーション能力や問題解決能力を高めることができ、仕事に大きなやりがいを感じることができます。

人脈の構築が可能

マンション管理士は多くの住民や関係者と交流する機会が多いです。

これにより、様々な背景を持つ人々との人脈を構築でき、将来的なビジネスチャンスにつながることもあります。

資格手当の可能性

企業によってはマンション管理士資格を持つ従業員に対して資格手当を支給する場合があります。

これは、資格を持つことによる直接的な経済的メリットとなり得ます。

高齢者でも働ける

マンション管理士は年齢に関係なく働ける職種であり、高齢者でも資格取得後に活躍することが可能です。

経験豊富なシニア層の知識やスキルが重宝されます。

将来性がある

高齢化するマンションの増加に伴い、マンション管理士の需要は今後も増えると予想されます。

老朽化対策や防災対策など、新たなニーズに応えるためにマンション管理士は重要な役割を担います。

ダブルライセンスによる独立開業の可能性

マンション管理士と他の資格を併せ持つことにより、独立開業の機会が拓けます。

例えば、行政書士や建築士との組み合わせにより、専門性を活かしたビジネスを展開できる可能性があります。

不動産管理は無資格でもできるが将来のために資格を取得しても損はない

所有する不動産の管理は、無資格でも行えますが、第三者の不動産購入を手助けしたり、代打で管理するとなれば宅地建物取引士の資格が必要になります。

特に不動産投資を介して得た経験を糧に、事業として不動産業の展開を考えているなら、管理の過程で得た知識を活用して資格取得を目指してもいいでしょう。

しかし、投資家として活動していきたいと考えているなら、投資活動に時間を割くのが賢明ですが、経験で得た知識を元に資格の取得を目指しても、その行為そのものが無駄になることはありません。