不動産投資に関するブログ・SNS等の情報は参考になる?成功例・失敗例を参照する際の注意点

不動産投資を実践している方の中にはブログやSNSで運用記録を公開しているケースも多く、初心者からするとこうした情報は投資の参考になると思われがちです。
しかし、こうしたネット上の情報は真偽が分からないものもあるため、参考にする際は注意しなければいけません。
今回は、ブログやSNSで他の不動産投資家が発信している情報はどこまで参考にして、どう活用するのが正解なのかを解説していきます。
不動産投資家のブログでチェックしたいポイント
不動産投資家が書いているブログ・SNSの内容は、情報が必ずしも正確ではなく、個人の主観も入っていることから、参考にする際は注意が必要です。
こうした内容のどこをチェックすれば良いのでしょうか?
セオリー通りに進まない事例を知る
不動産投資の基本的な流れやポイントは、書籍や専門的なWebサイトなどにも載っています。
ただし、エリアや条件、投資家自身の状況によって、不動産投資の進め方の正解は変わってきます。
ブロガー達の個々の事例をチェックすることで、思い通りにいかない事例があることも学べます。
何に労力・ストレスがかかるのかを知る
不動産投資は賃貸管理会社や入居者との関わりの中でストレスがかかったり、予期せぬ業務が発生したりします。
継続的に物件を運用する上では、上記のような事柄が投資家にとっても大きな問題になりがちです。
対人で発生するトラブルなども状況によって様々で、Web上で数多く紹介されている実例の中には、一般的に想定が難しいケースもあります。
投資家のブログを参考にして起こり得る事例を確認しつつ、同時にリスクヘッジのやり方も考えていけると良いでしょう。
反面教師として利用する
ブログやSNSで情報を発信している方の中には、失敗した体験を赤裸々に公開しているケースもあります。
通常、賃貸管理会社やセミナーのHPでは成功事例しか紹介されないケースがほとんどなので、リアルな失敗事例をチェックする機会は少なくなります。
しかし、特に初心者が不動産投資を行う場合は、些細なトラブルが積み重なって投資自体の失敗に繋がってしまうケースは少なくありません。
様々な失敗事例を参照して、リスク回避に備えましょう。
ネット上の情報を取捨選択するコツ
ネット上には法人・個人問わず様々な発信元からの情報が飛び交っていますが、同じ状況でも解釈が異なるケースがあり、触れた情報を手当たり次第に参考にするのが正解という訳ではありません。
ネット上の情報を参考にする場合はどこを見れば良いのでしょうか?
目的や境遇の似た人の情報を参考にしてみる
投資家の置かれている状況、立場は様々です。
準備できる投資資金の額や不動産投資に対する考え方、目的がそれぞれ異なるケースも少なくありません。
小規模の投資で安定した副業収入を得るのが目的なら、同じような目的を持つ方のブログ等を参考にしてみましょう。
実績がある人の情報を参考にしてみる
不動産投資に関する情報はネット上に多数ありますが、発信元が必ずしも過去に実績を持つ訳ではありません。
また、書籍などを読み込んで知識があることと実際に投資をして成果が出ることはイコールではなく、後者の考え方を知ることが投資初心者にとってはより実践的で意味のある知識となるケースも多いです。
発信元がどういう実績を持つのかは、参考にする前にチェックしておきましょう。
古い情報に注意する
Web上の耳より情報の中には、発信されたタイミングが数年前、10年以上前のものもあります。
古い情報を参考にしても周辺環境や経済の状況などが異なっている可能性があるため、今でも通用する保証はありません。
また、今までの間に不動産投資の新しいやり方や商品が提供されるようになったりしている可能性もあります。
Web上の情報を参考にする場合は、いつ発信された情報なのかもチェックしましょう。
相談先とは異なる考え方をチェックする
不動産投資の専門的な知識を持つ方も、異なる意見を持っているケースが多いです。
そのため、ある賃貸管理会社に相談してアドバイスを貰っても100%鵜呑みにせず、別の角度からの意見も参考にすることで、より成果が出るやり方や優良業者を見つけるきっかけになります。
ブログやSNSの情報の中には、今相談している担当者とは異なる意見を持つ情報もあります。
こうした情報を意図的にチェックして比較し、客観的に判断することをおすすめします。
一つの意見にこだわり過ぎないのが重要
不動産投資には様々な考え方やアプローチ方法があり、確実に正しいやり方がある訳ではありません。
様々な考え方や手法の引き出しがあって、状況に応じて柔軟に使い分けられたほうが、不動産投資の成果に近づくことが出来ます。
ブログ・SNSも含めて他者の意見を参考にする場合は、凝り固まって考えずに幅広く学んでいくことをおすすめします。