投資用マンションの賢い探し方とは?おすすめの方法や購入時の注意点を解説
投資目的でマンションを購入する場合は、エリアや物件そのもののステータスを出来るだけ吟味して選ぶのが大前提です。
物件選びのやり方次第では、思わぬ失敗を生む可能性もあるので、注意して物件を選択しなければなりません。
今回は、投資目的でマンションを購入する際のポイントを解説していきます。
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投資用マンションの探し方
投資不動産のポータルサイトを利用する
不動産投資の業界には、市場に売り出されている投資物件などの情報を掲載している、大型のポータルサイトがいくつか存在します。
こうしたポータルサイトには、全国の業者から以下のような情報が共有されて、発信しています。
- 物件の価格
- エリア
- 間取り
- 利回り
条件を絞って物件情報を検索すれば、希望にあった物件をスムーズに見つけることが可能です。
気になった物件が見つかれば、そこから仲介業者に連絡をして、相談や購入まで進めることが出来ます。
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不動産仲介会社に相談する
不動産仲介会社は、個人・法人が所有する不動産の仲介売買をメインの事業にしている業者です。
住居用の物件を取り扱っていることが多く、投資用の物件は会社によっては扱っていないので事前に公式HPなどで確認しておきましょう。
不動産仲介会社は担当地域の情報に強い特徴があるので、購入エリアが近い業者に相談すると、効果的なケースも多いです。
また物件選びのサポートもしてくれるため、懸念点を直接質問することもできます。
連携を密に取れば、その会社から最新の物件情報を優先的に共有してもらうことも可能です。
不動産投資会社を利用する
不動産投資に関連する事業をおこなっている業者を利用するのも一つの手です。
これらの業者は不動産投資のセミナーを定期的に実施している例も多く、出席者はその中で細かい悩みを相談し、会員登録してから契約・取引に至るケースも多いです。
セミナーに出席して会員登録することで、最新の売り出し物件などの限定情報をいち早く共有してもらえることもあります。
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投資用マンションを探す際には購入目的を意識する
投資用マンションを探す際に重要な点は、購入する目的を意識することです。
購入する目的が明確に決まっていれば、投資用マンションを探しやすくなります。
購入する目的を大きく分けると、次の3つに分類できます。
- 資産形成
- 節税目的
- 相続税対策
以下にそれぞれ解説します。
資産形成
不動産投資を始める目的として、資産形成もあります。
安定した家賃収入が得られると、将来の備えとしても有効です。
資産形成をしたい場合は、長期間運用可能で高い収益性の物件を購入するのがおすすめです。
不動産投資はそもそも安定した収入を得やすい特徴がありますが、空室が増えると収入が減ってしまいます。
また運用中の修繕費などの費用が高いと、利回りも下がってしまうので、できる限り高い利回りを維持できる不動産を検索するのがおすすめです。
節税目的
節税目的で投資不動産を購入する場合は、所得税や住民税の節税効果を得られる物件がおすすめです。
「減価償却」が認められると、建物の評価額に応じて毎年一定金額を所得から控除できるので、課税所得金額を下げることができます。
建物の減価償却期間は建物構造によって決定されており、住宅用の木造ならば新築から22年間、鉄筋コンクリート造であれば47年となっています。
そのため新築物件や築浅物件は減価償却される期間が長いため、節税効果が高くなります。
節税目的で投資用マンションを選ぶ場合は、築年数に注目してみましょう。
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相続税対策
相続税を目的に不動産投資を始めることもあります。
将来資産相続する際、非課税額を越える場合は現金で相続するよりも不動産として相続する方が相続税を少なくできます。
不動産の相続税評価額は、相場価格よりも低くなるのが特徴です。
またアパートなどの賃貸事業に使用している土地には「小規模宅地等の特例」「賃家建付地の評価」などの特例が適用されるため、さらに評価額が下がります。
ただし、賃貸割合を評価されるため、空室が多いと節税効果が薄れてしまいます。
そのため満室経営ができそうな条件の良い物件を選ぶと良いです。
投資用マンションを探す際の注意点
投資用マンションを探す際には、次の点に気を付けましょう。
- 物件選びの条件に優先順位をつける
- 無理な投資プランを組まない
- いい物件に出会ったら悩まない
投資用マンションを探す方法は様々ですが、その際に上記のポイントを意識していないと良い物件を見つけられなかったり、見つけたとしても放置してしまう可能性が高いです。
以下にそれぞれの注意点を解説します。
物件選びの条件に優先順位をつける
投資用マンションを検索する際は、条件に優先順位を付けましょう。
投資用不動産は多いですが、全ての条件で完璧な物件はありません。
そのため、自分の中で何を基準に選ぶかを考えておく必要があります。
立地や設備、価格など様々な条件がありますが、こだわりすぎてしまうと物件が見つけられないこともあります。
ある程度優先順位をつけたうえで、物件の候補をいくつか出しておく方が物件を決めやすいです。
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無理な投資プランを組まない
不動産投資を始める際は、無理な投資プランを組まないように気を付けましょう。
魅力的な投資用マンションを見つけたとしても、自分にとって資金面で不安がある場合は避けておいた方が無難です。
無理な投資をするとリスクも大きくなるので気を付けましょう。
ローンの返済には、多少余裕を持ったプランを組むのがおすすめです。
いい物件に出会ったら悩まない
良い物件を見つけることができれば、深く悩み過ぎず購入する決断をしましょう。
自分から見て良い物件は、他の投資家から見ても購入したいと思える物件です。
そのため、購入するタイミングを逃してしまうと、他の投資家に買われてしまうのでいつまでたっても投資が始められません。
ただし、深く調べずに購入するのはリスクが高いので、良い物件に出会ったらまずは情報を集めましょう。
投資用マンションの探し方を知って効率よく物件を見つけよう
投資用マンションの探し方は、大きく分けると「投資不動産のポータルサイトを利用する」「不動産仲介会社に相談する」「不動産投資会社を利用する」の三つです。
それぞれの特徴があるので、上手く三つの方法を利用して効率よく物件を探しましょう。
また物件を探す際には、自分の中で条件の優先順位をつけて探すことで、素早く物件を見つけることができます。
物件探しはタイミングが重要なので、良い物件を見つけたら逃さないようにしてください。