不動産投資の情報収集について解説!初心者は情報をどこから取得するべき?
不動産投資を始める際は専門知識が必要になり、さまざまな情報収集を行わなければなりません。
しかし「何から始めていいのかわからない」「事前にリスクを知っておきたい」など、不動産投資についてよくわからない方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、不動産投資の情報収集や知っておきたい法律知識、不動産会社選びの重要性について解説します。
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不動産投資の情報収集
書籍を購入する
不動産投資に関連する本は、書店にたくさん並んでいます。まずは読みやすく、できるだけ多くの図やイラストが書かれているものがおすすめです。
最初から専門的で分厚い本を読むと理解するのが困難です。初心者向けの読みやすい本を数冊読むところから始めてみましょう。
本の選び方がわからない方は、アマゾンや楽天などのWebサイトなどでランキングが表示されているので、ランキング上位から選ぶというのも一つの方法です。
端から端まで読まなければならないわけではありません.。知らなかった部分や新たな発見など、ポイントとなるところを中心に読み進めていけば良いでしょう。
何冊かを読み進めていく中で、不動産投資の仕組みやメリット・デメリットなどが少しずつわかってくると思います。
また、不動産投資といっても戸建てや区分マンション、一棟マンションなどさまざまな投資方法があります。
どの不動産に投資するのか決まっている場合は、特化している書籍を選ぶのも一つの方法です。
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インターネットで情報収集
不動産投資で検索すると、コラム記事やブログなど、役立つ情報が記載されています。
さまざまなサイトやブログを見ながら、情報収集を行うのも一つの方法です。
上位に表示されているサイトをチェックすると良いでしょう。
YouTubeで学習する
インターネットでの情報収集は、記事やブログで学ぶ以外にも動画で学ぶ方法があります。
不動産投資の専門家によるYouTubeチャンネルが多数あります。不動産投資に関する知識を無料で学べるので、いろいろな動画を比較しながら基礎を身につけるのもひとつの方法です。
不動産投資は専門的な知識が必要なため、難しく感じる方も少なくありません。しかし、わかりやすく解説している動画も多数あるので、初心者の方にも学びやすいです。
不動産業者や個人で不動産投資を行っている方など、さまざまなチャンネルがあります。
ただし、個人で発信しているブログなどの内容の中には、信憑性に欠ける情報もめずらしくありません。
そのため、信頼できる有名サイトなどを中心に情報収集を行いましょう。
ポータルサイトを参考にする
ある程度の知識を習得するには、主要なポータルサイトを参考にするのも1つの方法です。
不動産投資に関するポータルサイトは、楽待、健美家、スーモ、イエウール、LIFFUL HOME’Sなど多数あります。
各サイトは、コラム記事や収益物件の情報、不動産に関連するニュースなど、情報が豊富です。
セミナーに参加する
不動産投資に関するセミナーが開催されています。無料と有料どちらもありますが、無料の場合は得られる情報が限られているでしょう。
有料の場合は、不動産投資の有益な情報が含まれていることも多く、個別のアドバイスにも応じてもらえる場合があります。
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知っておきたい法律の知識
不動産投資を始める際は、不動産業者や入居者との契約、トラブル発生時の対応など、知っておいたい法律が多数あります。
民法
民法では、当事者間の契約に関する事項やトラブル、不動産の所有権、物権変動、登記、相隣関係など、不動産投資に大きく関わりのある法律です。
相隣関係とは、不動産の所有者が相互にその利用を調整することです。たとえば、袋地所有者の隣地通行や境界標の設置、眺めに対する制限、水流に関するルールなど、いろいろな権利が条文に記載されています。
また、民法の規定と異なる慣習があるときにはそれに従います。
物権変動とは、物権の発生・変更・消滅などを指しますが、不動産を二重譲渡した場合などに先に登記をしているものが所有権を主張できるといった規定もあります。
借地借家法
借地借家法は、建物の所有を目的とする地上権及び土地の賃借権、更新などに適用されるものです。弱者である賃借人を保護するために定められている法律となっています。特別法なので一般法である民法よりも優先します。
普通借地権は、存続期間30年以上で、1回目の更新は20年以上、2回目以降は10年以上です。当事者間の合意があれば、30年以上の存続期間を定めることも可能です。
地主は、正当な事由がない限り更新を拒否することはできません。
定期借地権は契約期間の延長がなく、契約が終了するものです。一般定期借地権、建物譲渡特約付借地権、事業用定期借地権があります。
一方、普通借家契約の契約期間は、1年以上、上限はなしです。1年未満の場合は、期間に定めのない賃貸借契約となります。
定期借家契約の契約期間は制限がなく、1年未満も可能です。
その他、賃料の増減額請求についても規定されています。
宅建物取引業法
不動産取引を事業として行う「宅地建物取引業」についての法律です。
自らの宅地または建物の売買・交換、宅地または建物の売買・交換・貸借の代理、宅地または建物の売買・交換・貸借の媒介などについて規定されています。
不動産会社選びの重要性
不動産投資を行う際は、物件の購入から入居者募集、契約、入居者トラブルの対応、修繕など、さまざまな判断が求められるので、不動産会社の付き合い方も重要です。
信頼できる不動産会社を選ぶことがポイントになります。
不動産会社選びに失敗すれば、入居者募集を積極的に行わない、入居者同士のトラブルがあっても放置、修繕の対応が遅いなど、空室が目立ち、最終的には赤字になる可能性も少なくありません。
不動産会社の対応の他、物件をどのくらい取り扱っているのかなども重要です。中でも東京都内の物件は外せないので、都内の物件を多く取り扱っている不動産会社を選ぶことも条件の一つです。
ただし、都内の物件を多く取り扱っていても、対応に問題がある不動産会社を選んでしまうと不動産投資で失敗する可能性もあります。
不動産会社のホームページなどで口コミをチェックするとか、近隣で評判を聞いてみるなど、お客様の声を見ておきましょう。
また、普段から不動産会社とコミュニケーションを取り、親身になって話を聞いてもらえるところを選ぶことが大切です。
アドバイスを受けることで改善できたり、良い物件を紹介してもらえるかもしれません。
不動産投資の相談はどこにする?おすすめの相談先の特徴と選び方のポイントを解説
不動産投資の情報収集は様々な方法がある
不動産投資の情報収集は、書籍を購入したり、インターネットでノウハウを学んだりする方法があります。
書籍の場合は、最初から専門的で分厚い本を読むと理解するのが困難です。できるだけ多くの図やイラストが書かれているものがよいでしょう。
インターネットでは信頼できるサイトやYouTubeチャンネルで学ぶ方法があります。
基礎知識を習得すると、セミナーに参加するのもよいでしょう。
また、不動産投資は専門的な知識が必要であるため、民法や借地借家法などの法律も知っておかなければなりません。
加えて、信頼できる不動産会社を選ぶことがポイントになります。普段から不動産会社とコミュニケーションを取り、親身になって話を聞いてもらえるところがよいでしょう。